赤パン帳 (ΘェΘ)

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Digital Cinema
先週は仕事の研修でSwindonというよくどこか分からないところに、列車に乗って一時間かけていきました。
ある超大手映画音響の会社の主催する二日間のデジタル・シネマのコース。
知らないことばかりでしたが、とても興味深かったです!


日本でももう一般的にも知られているはずですが、デジタルシネマってつまりは映画のフィルムを使わないで、映画館で映画を上映する方法です。
クオリティー面でフィルムとデジタルどっちがいいかと言うとそれは人それぞれですが私はやっぱりフィルムが好きです。
デジタルってやっぱり小さな点が集まった人工的なものですから(フィルムが人工的じゃないかといえばそうでもないですが...)



好き嫌いの話じゃなくて、デジタルシネマってやっぱりもう無視できない存在です。
特に英国ではUK FILM COUNCILがものすごいお金を出して、着々と全国の映画館にデジタルシネマ用の機械(プロジェクターやサーバー)をインストールしているのでヨーロッパでは圧倒的にデジタル化が進んでいますが、これは元々はインディペンデント映画をサポートするためなんです。
なぜかと言うと、35mmフィルムを作るのってものすごく高いんで、35mmフィルムを作らなくていいデジタルシネマの登場はそれだけで製作側はかなり楽になるんです。
(上の写真はフィルムのプロジェクター)

ま、そういう理由だったんですが、実際はディズニーやらワーナーブラザーズやら活用していますし、うちの会社だって今までも何本かデジタルで配給したんですが、英国のデジタル化が普通になったので今はもうデジタル配給しないと映画館側が映画を受け付けてくれないくらいです。
かといって35mmがなくなることはないので35mmとデジタルとダブルの出費で結局配給会社はかなりきついわけですが...
日本の場合は分かりませんが、英国の場合は一番得をしているのは映画館。
一ポンドもお金を出さずに公共のFilm Councilが自分のスクリーンを勝手にデジタル化して行って、1から10までトレーニングをしてくれるんですから...
さらに配給会社が振り回されているもう一つの理由は、スタンダードなシステムがいまだにないこと。
数ヶ月前まではあるシステムが当たり前でみんなそれがスタンダードになると思っていたのに、あっという間により良い物が開発されて、乗り換えるのにどの会社も大変です。
映画上映に関わるすべての会社が賭けで投資しているようなもの...
まあ後一時はそんな状態が続くはずです。
Blu-rayとHDDVDがいまだに争っていますし。



デジタルシネマが普通になるのは時間の問題で、そうなると第二次3Dフィルムブームも必然的に可能性が高くなります。
「チキン・リトル」は3Dでの上映があったし他のアニメも、スターウォーズなんかも改めて3D上映がされるそう。
3Dにも色々な方法があって「チキン・リトル」の場合は持ち帰れるプラスチックの緑の仏のめがねをつけてみないといけないんです。
他には中に電池の入ったactive glassesとやらをつけて見るものもありました。
新作のハリー・ポッターの3Dもチラッと見ましたが、いやらしくなくいい程度のテクノロジーが使われています。
近いうちに上映される予定U2のミュージックフィルム「U2 3D」も見ましたよ!



お腹いっぱいのハイテクノロジーを見せ付けられた二日間でした...
家庭の音響システムの新製品も色々見ましたが、家庭ではそこまでのクオリティーを望む人は少ないのでは?
家ではサラウンドだけでも十分なのに、テレビ番組ごとの音のヴォリュームをコントロールする機会やら、ヘッドフォンでもサラウンドになるようなものとかもあり、私はもうついていけませんでした。

どんどんとスケールが大きくなっていったのですが、最終的には「テクノロジーが進化しても人間の目や耳はどうせ数百年は進化しないからこれ以上は無駄」と言う人類の進化の話にまでなりました。
毎日新しい変化が起こっている世界なので面白いです。

| (ΘェΘ) | Cine Talk | 02:22 | comments(2) |
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ロックの大コンサートをはじめ、PAや音響スタッフがいるように、
映画館は映写技師の力が再発掘されるようになると思う。

フイルムの欠点は、
スクリーンが大きくなればなるほど、
色合いが薄くなってしまうこと、
これをカバーできるようになると絶大だと思う。

ただ、映画の基本って、モノクロだと思う。
なので、日本の音楽業界が、
アナログレコードを駆逐して、CDだけみたいなのは、
困る。
こういう点では、フランスにガンバッてもらうしかない。

ちなみに、DVDを映写すると、
色が濃いのだよね。映画館で。
うまくすると、一般家庭のプロジェクターに応用されて、
家でも大画面の映画が見られるようになると思う。
音響は、かなりよくなっているし。

ただ、やっぱり、貧乏な国のためにも、
従来の方法は、どこかの国が守らないと。
新しい技術は、金持ちの国だけになってしまう。
| 野猫 | 2007/07/17 6:36 AM |

>野猫さん
デジタルになると、昔ながらの映写技師のおじさんなんかは多分着いていけないでしょうね...
映画館は、デジタルシネマ用の技師を一人雇うように勧められているとか。

スクリーンのサイズの話ですが、巨大スクリーンのIMAXなんかは、70ミリを使うそうです。
普通の35ミリだとやっぱりサイズに質がついていけないそう。
同じようにデジタルの世界ではソニーが4kファイルを作ったそうで(普通は2k)、理論的には倍の画質だけれど、実際はスクリーンからある一定の距離を離れた場合でないとその画質のよさは分からないので、映画館には結局向いていないとかいう話もありました。
家庭内の音響システムは確かに良くなっていますね。
映画などの大きなスクリーンになると、映像の質が悪いのは我慢できても音質が悪いととても耳障りなので、それが重要視されるのは分かります。
が、なんと言ってもAV機械は贅沢品ですから、そこまで家庭には広まらないでしょう...

今はプロジェクターなどは値段が高いから先進国がまず利用して(と言うかまだ「試験」の段階)いますが、そういう機械が中古で売られるようになると、世界中に広まると思います。
ファイルなので世界中に簡単に送られるし、何十年も同じひつで保管できるし。
DVや家庭用ビデオでも映画が撮れてフィルムを作る必要がないとなると、特に貧しい国や貧しいアーティストでも簡単に映画を観客に見せることができます。
...というのはデジタルシネマを売り込む人が言う話ですが、個人的にはフィルムがなくなるのは、嫌です!
| (ΘェΘ) | 2007/07/19 7:46 AM |










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