赤パン帳 (ΘェΘ)

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ラストキング・オブ・スコットランド
ラストキング・オブ・スコットランド(日本公式サイト)
by Kevin McDonald
DVD

アフリカ小国の独立のストーリーとスコットランドのストーリーとが重なってすごいドラマになってます。
もし自分が若いスコットランド人の医師ニコラスの立場だったら、とみんなが考えると思います。
彼は根はまじめだけど本気でウガンダを救おうという強い意思で来たわけでもないのに
独裁者アミンのカリスマに惹かれてどんどん違う方向に引っ張られてしまう...
独裁政治ってのはやっぱりそういうものですね。
いい意味でも悪い意味でもリーダーの素質がある人間を神のように拝めて自分の生活を良くしていこう、という他力本願な考えに付け加え、自分の貧しさや苦しさを忘れるために他の事に熱狂的になりたがる。
気づいたときには、もう手遅れ。
そしてこのストーリーではやっぱり、スコットランド人っていうのがポイント。
イギリス人、というかイングランド人って基本的に自分が世界の中心と思っているから、
まわりのウェールズやアイルランド、スコットランドの人は人まとまりに「グレートブリテン」って言われるのが気に入らないわけですし、この映画でもイングランド人は嫌なやつっぽく描かれてるし。
この映画も、「otherness」のついての映画ですね。
「普通」の英国人ではないスコットランド人。
「普通」の人類の見本である白人にはずされたアフリカのウガンダの人々。
さらにそのウガンダ人にとって「普通」ではないアジア人(インド人)。
と、「我々」と「その他」と区別して弱いものが弱いものをどんどん排除していく。
この考えからの元をたどれば英・仏の植民地主義が問題なんですけどね。

とにかく、ドラマとして、映画として、すごかったです。
カメラワークも演技も。
フォレスト・ウィテカーのアカデミー賞は当然でしたし、
ニコラス役の今は大人気のジェームズ・マカヴォイのうまくいかない青春にいらいらしている青年の描き方が良かった。


今、イギリス北部で労働者がストをしています。
いわゆる派遣の労働者が、イタリア人やポルトガル人など外国人が仕事を取っていくから地元の工場で働けない、英国の仕事は英国人へ!って言ってるんです。
外国人なしでは栄えるわけがなかった英国が今更何を言ってるんだ、と思う。
いま、もし外国人労働者がいなくなったら、怠惰なイギリス人だけじゃ、この国は破綻どころが国としてやっていけないわけです。
今まで嫌な仕事を押し付けてきて、景気が悪くなったら外国人追放なんて、どこの発展途上国ですかって言いたい。
欧州人に平等に仕事の権利を与える、EUの法律がおかしいとまで言ってますから。
この前、ヨーロッパ人はヨーロッパという意識があるって書きましたが、
忘れてました、英国人は違う。
島国根性の癖に、外国の労働力がないとやっていけない、くせに、まだ英国が世界を牛耳ってると思ってる。
教育のある外国人と、学校もろくに行ってない英国人を比べたらどの会社だって外国人を取りますよ。
貧困で暮らす子供だらけで、中学生の妊娠が普通だったり銃犯罪に巻き込まれのが普通な社会じゃ、負けますよ...
それが不満ならちゃんと子供も親も、教育しないと。
| (ΘェΘ) | Cine Review | 00:18 | comments(0) |
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