赤パン帳 (ΘェΘ)

ニッポンセイカツ はじまり、はじまり

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墨東綺譚

ひそかにずっと読みたかった本。
あっという間に一気に読んでしまったほどこの雰囲気にひかれました。
別に何か事件が起こるわけでもなく、静かに、ゆっくりと、艶かしく過ぎていく時間。
たくさんのことに期待をしながらも幸せとは言えない日々に起こった
ほんのわずかな変化と、それに執着するわけでもなくただ単に受け止める、晩年の時間。
白玉を「むしゃむしゃ食べたり」、言えずじまいの言葉が部屋を漂っていたり、
そういう平凡の中にあるちょっとしたことが、大げさなドラマよりも色っぽい。
雰囲気では意外にも、「雪国」に似ているかも。
そして作者の荷風のような主人公がこの小説の中でさらに小説を書いていて、
その主人公も同じような時間が過ぎていて、鏡の中の中って感じに
それもとどめない永遠さを確実にしているようにも思える。
そして昔を懐かしむような回想や情景が、こっちまでもノスタルジックにされて、
この雰囲気にゆっくりと浸りたくなる。

| (ΘェΘ) | Books | 00:39 | comments(0) |
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