赤パン帳 (ΘェΘ)

ニッポンセイカツ はじまり、はじまり

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共同幻想論 起源論 (終わり)

起源論
いままで語られてきたいろんな共同幻想論の生み出すものが国家なのだから、最後はやっぱり国家の起源。
国家というのは、村なんかの小さな、目に見える親しみのあるレベルのその上を行く共同体で、残された証拠が少ないためにはっきりと断言できないというのが結論の様子。
禁制などがはっきりと決まった頃にはそこには国家があったという風に考えても不自然ではないという程度しか言えない。
あとは大陸との交流などの証拠から起源を探ろうとしているけれど、「国家としてどれくらいの段階にあるか」が述べられているくらいで、たとえば「古事記」に書かれていることと比べてみても、「古事記」が書かれた当時にどれだけ正しい情報がありどれだけ脚色されたかは断言できない。

共同幻想論を読んで

年末が間に入って長くなっちゃいましたね...
やっと終了です。

こんなにも、形もなくて証拠もない厄介な観念に対して延々と考えているその姿勢にまず驚かされました。
吉本さんは考えすぎて満足できない、みたいな文章も解題にあって、そのとおり…
この本でも、いろんな論が「結論がなく」次から次へと出てきているので、きっとこの人の頭の中もこんな感じなんだろうなと思わされる。
新版では幸いにも、初めてタイトルを聞いたような若者でもわかりやすく読めるように、と一応気にしているらしいので私なんかにもわかるように書かれている。
が、解題にあるように、これだけ考えるために考えるような人はまだ後世出てきていないし、批判は簡単だけど、この上を行く、すべてにおいて共通するものがあるはずだ、というアイデアのもとに生まれる一般論文はそう簡単に出てこないと思う。
そんなこと言っても、結局のところ誰もが毎日食べていくために働くんだよ、と言い切ればそれまでだけど、それでも「意義」を考える余裕があることは大事だと思う。

| (ΘェΘ) | Books | 00:58 | comments(4) |
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日本語で遊ぶのが好きな人だったんだと思う。日本語の優れているところは、どんなにつまらない平凡な日常でも、表現に多様性があって、つまり、詩情がでる言語だからだろうね。

日本語の最大の特徴は、自由に単語を並べ替えることができる。英語は、主語の次が動詞というシバリが強いし、名詞だけを並べた英語だと、ただのバカみたいにしか見えない。日本語は、名詞だけを並べても絵になりやすいし。ま、日本語をよくいえば、映画みたいな言語なんだと思うよ。その割には、最近の日本映画は変に外国映画をマネしたり、ナレーションが多かったりはするけどね。
| 野猫 | 2010/01/17 11:33 AM |

>野猫さん
日本語が詩的で、映画みたい、というのはとっても同感です。
ラテン系の言語は絶対的な理論でできていて、勉強するほうにとっては簡単だけど、融通は利かない。
日本語はその場その場の対応ができる言語で、また対応をする必要がある言語で、だから日本文化や日本人思考が分からないと難しい。
たとえば、日本語での「来る」と「行く」はラテン系言語と考え方が違うし、非定型の質問に対しての「はい」「いいえ」も違う。
(君はりんごは好きじゃない?に対して「いいえ、好きではないです」がラテン語的)
その場のやりとりに対してのyesかnoで、リンゴが好きという絶対的な事実に対してのyesかnoではない、と。
そういう言語の思考はその人の思考、もっといえばその言語を使うコミュニティーの思考も左右すると思います。
詩も、日本語だと自由に言葉を使えるから5,7,5なんて決めて音を楽しむ余裕があったり。
つい最近読んだ「仮面の告白」が小説よりも詩に近い、というのも納得したり。
| (ΘェΘ) | 2010/01/19 12:24 AM |

そうそう、日本語って日本的思考回路が判らないと自分の言葉にならない気がする。

言語がコミュニティを左右するってすごい判るよー。
ドイツはドイツ語的。
| nikki | 2010/01/20 7:57 PM |

>nikki
外国人にとって不可能じゃないんだけどね、すごく難しいと思う。
福岡に住んでたあるフランス人の友達は日本に10年も住んでないのに私よりきれいな日本語で、私にきちんと方言で話せって言ってくる、そんなやつもいる。

どれだけ外国語が話せても、やっぱり母国語の力って強い。
| (ΘェΘ) | 2010/01/21 11:42 PM |










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