赤パン帳 (ΘェΘ)

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タテ社会の人間関係

タテ社会の人間関係

よく、外国滞在の日本人に見られる、
「日本って外国に比べて劣ってるからキライ」っていう話じゃなくて、
日本を代表する「単一社会」のしくみを理論的に論じたもの。
「日本社会で生きのびるには」的なセルフヘルプの本じゃなくて、
いったいこの社会はどういうものなのかを、一見不可解なものを
理論的に、ほどいていったもの。
まずは、日本社会の全体的な構造、
そして社会の内部の集団としての構造、
リーダーとその集団の構造、
最後に人間関係。

いくつか特に興味があった点は、
「場」が大事である、ということ。
お仕事は何ですか、といわれて、
エンジニアです、ではなくて、どこどこの会社に勤めています、
というのが大事ということ。
「ウチ」が大事だから、会社という枠を超えて、
同じ業界のエンジニア同士のつながりができにくい、
というよりも、敵対してしまう、ということ。
「ウチ」という認識が強いので、社員も家族ぐるみで貢献するし、
会社の方も社員の家族まで面倒を見る。
この終身雇用制の考えからは子供の時から植えつけられていて、
「平等主義」が悪の根源になっている、というのも面白い。
つまり、だれだってがんばることが大事で、この子は算数が得意で、
この子は体育が得意という差をかくしてしまっている。
若くても才能がある人や、人の倍努力をして勝ちとったものを、褒めない。
人それぞれ特技があって別の分野で才能があるものなんだから、
それをうまく利用して社会全体として動けばいいのに。
(私は非平等主義です。
最低限の人権は全世界の人々の権利だけど、
個人の環境は責められるべきものではないし、能力は評価されるべきと思う)

あと、「契約」よりも「感情」が大事だということ。
たとえば、契約以上の労働を会社が求むなら、
それなりの給料なり待遇を私に与えるべき、という考え方が
どちらにもない、ということ。
感情が先に来てしまうから、他人のアイデアの批評ができないというのもそう。
「あなたを尊敬していますが、この点に関して私はこう思います」と言えない。
その代わり、自分のリーダーを尊敬していたら、
契約以上にその人に尽くすという、(どちらかというと)長所もある。

つまり単一社会では、相対的なことが、絶対的な(客観的な)ことよりも大事で、
日本のような極端に単一社会ではこのアイデアが生活のベースとなっている
ということだそうです。
これは日本語にも見えますね。
外国人にとって日本語が難しいのは、相手の言ってることに対してどうなのか、
というのが日本語の会話のベースで、言わなくてもわかる、の世界だし。

そういうことを、理論的に、どういう普遍的なルールがあるのか、
ということをテーマにした本です。
1967年発行、数十年でそう簡単に変わらないものだからこそ、
単一社会にかかわる人は読んでおくべき本かも。
 

| (ΘェΘ) | Books | 00:33 | comments(4) |
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日本がこんな風になったのは、戦後からだろうね。戦前は、もっとおおらかだった。

2・26事件のとき、阿部定の、映画「愛のコリーダ」だし。石川啄木は、自分の結婚式のときに、北海道にかえらず、仙台の遊郭で浪費していたし、この金は友人が貸してくれた。つまり、型破りの人間がいたんだよね。

ま、日本の場合、経済成長はもうしないと、ハッキリと国民的自覚が固まれば、昔ながらの遊興も大事にされるとは思う。結局、経済成長という、金の魔力が人を狂わせたということかなぁ。

外国って、結構、質素な生活しているよね。フランス人は、どケチだし。笑。ドイツ人は、質素すぎるし。アメリカ人は、貧乏な人は異常に貧乏なままだし。イタリア人は、金がない分、陽気すぎるし。イギリスは、シティ以外、どん底っていう感じだし。
| 野猫 | 2010/04/07 1:29 PM |

>野猫さん
イタリアでも、よく今どきの若者は、っていう話になるんですが、私はひそかに、今の50,60代のせいだと思っています。
その前の人たちは、戦争で大変だっただろうけど、大きな器の人がいたし。
それで今の50,60代は学生運動とか右翼の運動を(正式にじゃないけど)するスペースが与えられていた。
で、昔のそういう運動に参加していた今の50,60代は、現在の若者には同じ反抗の自由を与えないから、今の30代くらいは一人で苦しんでいる人が多いんじゃないか、と思ってます。
労組の息子は銀行家っていうアイロニーですね。
それで、今の若者はって突き放すのは、ひどいと思う。
でも、その次のジェネレーション、今の若者や子供の中には、個人で活躍する人がまたたくさん出てくるんじゃないかなとちょっと希望を持っているんです。
インターネットの普及などで、もう身近の大人に頼らなくても才能があれば自分で情報を集めて、常識を覆すような人たちが出てくるんじゃないかなーと。
ひとつ時代を超えて、次の時代に期待です。

イタリア人は、ほんと、政治はぼろぼろだし、マフィアは健在だし、金持ちだけが金持ちになるシステムなのに、陽気です...
文句は言うけど、みんなが頭の中ではしょうがないって思ってて、「自分のことは自分でする!」「周りがくだらないテレビを見てても自分は賭けに出て新しいことをやってみる!」って言う人はいません。
そういうイタリア人はさっさと外国に行ってると思います。
一歩先を考えるイタリア人はイタリアにとどまらないから、この国はいったいどうなっちゃうんでしょう。
日本も人ごとじゃないかも。
| (ΘェΘ) | 2010/04/08 1:57 AM |

日本の場合、親が子離れしないということが多いので、乳離れしずらいのだろうね。乳離れを自分でしてしまえば、日本は、生きやすい。欧米は、キリスト教の若者が、キリスト教をやめるなんていったら、コミュニティーから拒絶されるけど、日本は、ない。宗教が真に自由だから、あとは本人しだい。

ま、一番、駄目なのは、教師かなぁ。教えすぎ。それに、対等な議論を生徒とできないで、見下すような関係だよね。あと、英語コンプレックスが酷い。一番困るのは、しゃべれているつもりになっている日本人。とにかく、学校が酷いかなぁ。卒業した後、気がつく人は賢いな。気がつかないうちに、仕事で稼げてしまうと、死ぬまで気がつかないかも。

赤パンが大人なのは、現地に溶け込んでいる。日本の外国組みは、なんだかしらないけど、日本人相手に金儲けしていたりして、態度が、先生なんだよね。で、偉そうにしている。あはは。

イタリアは、映画「マーサの幸せのレシピ」みたいに、陽気さを売りに、外国へでてくるんじゃないの。そのうち、日本にも、うじゃうじゃ来るんじゃないかな。で、イタリアに日本人を連れて帰るみたいな。なので、たぶん、赤パンが一番儲けることができることがあったら、イタリア人の若い子を日本に留学遊学させる手続きをビジネス化することかもね。

日本は単純に人口が多すぎというのもあるかなぁ。人口だと、ロシアと同等かな、国土の広さが、まったく違うし。国土の広さは、フランスと同等だったかなぁ。ただ、人口は、フランスは、日本の半分。なので、外国人は、日本人を、どんどん自分たちの国に連れていけばいいんだと思うよ。
| 野猫 | 2010/04/08 7:03 AM |

>野猫さん
乳離れは、確かに日本では問題ですね。
社会全体が過保護すぎて、急な変化に耐えられない人が、心が病んでしまったり。
他人や社会を信用しすぎているというか。
日本ででは心理学があまり発達してないけれど、今日本に一番必要な科学は心理学だと思います。
イタリアなんて、騙されて当然の国だからナイーブ過ぎると生きていけません!
でも、この国も家族の過保護は恐ろしいくらいです。
40近くでも、バイトででも働いたことすらなく、まだ大学行っててお母さんにご飯作ってもらっているのは、国のシステムのせいか親のせいか。
女が大学に行くなんて、家の掃除もせずに会社に逃げるなんて、って思ってる人いまだにいっぱいいます。

あと、どうして日本はいまだに外国人コンプレックスで、英語コンプレックスなんでしょうね。
十分外国語を話せるのに、話せないつもりでいる。
逆にイタリアでは、全然話せないのに自分は話せると信じてる人が多過ぎ、でも、最終的には彼らはコミュニケーションがとれるのも事実。
私だって日本でふつうに中学までそういう教育を受けて、間違ってはいけないっていうプレッシャーがなかったわけではないけど、自分が相手の言葉を話さないとお互いが理解できないっていう状況に何度も会ううちに、自然となくなっていきました。
やっぱり「言わなくてもわかる」社会だから、外の社会とのコミュニケーションが下手になってしまうんでしょうね。
どうしても相手に自分の言っていることを分かってほしいっていう気持ちが生まれてこないのかな。

やっぱり、これからは国境や宗教、言語を超えた、個人対個人の付き合いが鍵になってくる、と信じています!
| (ΘェΘ) | 2010/04/10 12:16 AM |










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